2012年11月16日FAXだより(No.146)

146

 

 

山口つよしのFAXだより 2012.11.16 No. 146

 

季節の変わり目、如何お過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。

1.今日衆議院解散ですが、あえて大きな歴史の流れの話をさせて頂くと、今、「日本の文明力」が問われていると思います。

トインビーという歴史家は、いずれ文明の重心は西洋から東洋に移ると予言しました。大西洋から、太平洋へと言ってもいいかもしれません。経済を見ても、アメリカやヨーロッパの経済が弱っている中、アジアの経済は成長しています。少し癪ですが、中国や韓国の経済の伸びは著しい。だから世界はアジア・太平洋に新しい仕組みをつくって世界経済の立て直しを図ろうとしています。

2.私はそれを意識して、TPP(環太平洋連携)、日中韓自由貿易協定等々に取り組んできました。

日本は昔から、遣隋使、遣唐使などを通じて、外の文化を受け入れ吸収し、進化してきました。「和魂洋才」「和洋折衷」と言ったりします。維新の後も、太平洋戦争後もそうでした。それが古来日本のやり方、すなわち保守です。TPP、自由貿易協定等々も、その意味では日本の保守のやり方に沿うものと言えます。それらはまた、新たに秩序をつくるという意味ではリベラルでもあります。

3.私の政治家としてのモデルは吉田茂(外務省の大先輩)です。吉田茂は、軍部に抗して英米と連携しようとして憲兵隊に捕まり投獄されたほどのリベラルであると同時に、天皇陛下の御前では自らを「臣茂」と呼ぶ保守主義者であり、「リベラルな保守」でした。

日本の人々の暮らしを豊かにするためには、世界と上手につき合うことが大事であり、TPPや自由貿易協定はこれからの日本にとって非常に重要ですが、それは極めて吉田茂的な政策であると同時に、東洋と西洋を結びつける文明論的な政策でもあります。

本物の政治を実現するために、こつこつ、とことん、頑張ります!

山口つよし