国会議員団として北京訪問

12日から14日まで、李小林対外友好協会会長に会いに、北京に行ってきました。

私と浅尾慶一郎さん(みんなの党)がそれぞれの仲良しの国会議員に声をかけて、総勢10人での訪中でした。

「高い山ほどすそ野が広い」という言葉を念頭に、すそ野が少しでも広くなればとの想いで、要人のほか、専門家、学生の人たちとも丁寧に対話を重ねました。

1.先ず、12日午後、フエイさん(現在、全人代の外務委員長にあたる立ち場)

フエイさんは、島の国有化について私が昨年8月に当時外務副大臣として訪中した際、外交部の副部長として、5時間ほど、きついやり取りをした人です。オーストラリア大使、イギリス大使を歴任して外交部の副部長になったやり手の女性です。英語もすごく上手です。今の立場は、全人代(日本の国会に相当)の外務委員長に相当するものです。

今回フエイさんが「根底には感情の問題が有る」と言われたことは本質的な指摘です。

私は、コミュニケーション・ギャップの危険性について指摘しました。日本とアメリカが太平洋戦争に至ってしまう前、アメリカ議会は、日本に強く当たれば日本は屈すると思い、当時、石油を日本に禁輸したり、日本の在米資産を凍結したりしたわけですが、日本は屈するどころか、真珠湾を攻撃してしまいました。太平洋戦争の原因について、「コミュニケーション・ギャップ」が挙げられる由縁です。このような不幸な歴史を繰り返さないために、日本と中国との間で、「コミュニケーション・ギャップ」が生じないよう(既に生じているきらいは有るが)、対話を重ねることの重要性を指摘しました。

同僚議員の方々からもそれぞれ発言頂き、大変中身の濃い意見交換となりました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.12日夕方、釣魚台にて、唐家セン日中友好協会会長と懇談の後、宴を設けて頂きました。

唐家セン会長からは冒頭、日中関係が冷え込んでいることについて中国側の視点から話が有りましたが、私からは、孫文さんが神戸で行った王道、覇道の話を引用し、孫文さんが、約100年前、日露戦争に勝って意気軒昂の日本の神戸で、これからの日本は力で力をねじ伏せる「覇道」ではなく、徳や仁の政治をする「王道」で行ってほしいと説いたが、日本は覇道に走り、敗戦に至った。今、日本と中国は、共に王道で頑張ることが重要であると思うこと、そして、トインビーが、世界の重心は西洋から東洋へ、大西洋から太平洋に移るだろうと予言したことが現実のものとなりつつあるのだから、西洋の資本主義文明に代わる共に生きる東洋の新たな文明を共につくっていきたいと考えて居る等々述べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.13日午前、北京人民大学の学生及び大学院生との意見交換

中国の若い人がどのような考えを持っているか、実際に対話を行いたいと思い、北京の人民大学を訪ねました。
英語で質問してくる学生も多く、またその中身もレベルが高く、中国の学生がよく勉学に励んでいることがはっきり分かりました。

日本側は10人全員が英語を話せたので、英語でのやり取りも有りました。(国会議員10人が全員英語でコミュニケーションできるというのもチョットすごいなと内心思いました。)

質問は、憲法改正の見通し、日本の政治の保守化傾向(彼らの表現によると)、核武装の可能性、集団的自衛権、日中双方のメデイア及びネットにおける情報の歪み等々で、日本側から、丁寧に答えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

4.13日午後、日本研究家、学生との座談会(於、対外友好協会)

李小林会長を交えて、社会科学院の日本研究の専門家の方々と座談会を持ちました。(日本のことを勉強している学生10人も参加し、意見を聞きました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

5.13日、対外友好協会において、李小林会長主催の晩餐会

日中関係を何とかしたいという李小林会長の気持ちがひしひしと伝わってきました。(細部は伏せておきます。)