集団的自衛権は国連憲章によりつくられた

集団的自衛権が、国連憲章によってはじめて作られたものであることを知っている方は果たして何人おられるだろうか?

第二次大戦の惨禍を踏まえ、二度と戦争を起こさないようにとの趣旨で、国連憲章は原則として武力行使を禁止した。そして「例外」として、自衛のための武力行使を容認し、その際、集団的自衛権という新たな権利を憲章により定めたわけだ。当時、米ソ冷戦が始まりつつあり、五大国の拒否権により、国連の基本である集団保障のシステムが機能しないおそれが見えたからだ。 あくまで「原則」は、武力行使を禁止し、戦争がない世界をめざすことにある。ここを大事にすべきだ。

私は、日本が国連加盟国として集団的自衛権をもっているし、普通の国と同様、使ってよいと考える。(但し、使わなければいけないということではない)ポイントは、日本の政治(家)が内外から信頼されているかどうかだ。武力行使を禁止し戦争をなくすという国連憲章の原点を大事にしたい。国連がそのためのシステムとしてうまく機能していないのであれば、日本は新たなシステムをつくる位の気概を持つべきだ。

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