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「圧力」についての歴史的考察

北朝鮮のICBM発射について、アメリカが制裁強化に向けて、トランプ大統領、ヘイリー国連大使等々が発言しているが、この「制裁」即ち「圧力」については、想起すべき歴史的事実が有る。

太平洋戦争前、アメリカの議会では、「アメリカが確固たる立場をとれば、日本は引き下がる。(If we stand firm, Japan will back down.)」と言われていたという。それで、日本に対して、石油禁輸、在米日本資産凍結などの「制裁」を発動した。即ち「圧力」をかけた。

しかし、日本は引き下がったか?back downしたか?むしろ、The Empire struck back. 真珠湾攻撃という選択をし、そこから太平洋戦争が始まり、悲劇が始まった。

今回の北朝鮮問題との絡みで、この70年以上前の歴史について、アメリカの指導者(達)はどれだけ知っているだろうか?あるいは意識しているだろうか?

アメリカのヘイリー国連大使は、「話し合いの時間は終わった。」と話した由。しかし彼女が今それを言うことは、外交官としての彼女の存在意義を自己否定するに等しい。アメリカの外交が軽くなっている。

 

 

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