アメリカ外交はプロの仕事ができていない
国連安保理事会の場で、アメリカが中国に対し、原油供給停止で北朝鮮に圧力を強めるよう要求、また、国連加盟国に北朝鮮との関係を断つよう求めたとの報道(読売)が有るが、これは外交官としての解決ができないから、あとは軍人の仕事に、との発想が強く感じられ、プロの仕事ぶりではない。
これでは「解決」は難しい。
別の報道は、ロシアのラブロフ外相が、北朝鮮との関係を断ち切るようアメリカが求めたこと、そしてそれを拒否する意向を表明したことを伝えている。
ラブロフ外相の方が正しい。
トランプ氏は、アジア人に対し極めて上から目線であることは、先のアジア歴訪でも強く感じられた。いわゆる「なめている」のではないかと感じさせる。
それは事態の正しい判断を誤らせる。
アメリカの国務長官のティラーソン氏が更迭されようとしているとの記事(読売)も有る。
ティラーソン氏は、私と近い考え方をしているのだろう。
トランプ氏の周りにまだまともな人がいて何とかもっているように見受けられるが、このティラーソン氏更迭が現実となれば、極めて危険な兆候だ。