米朝は継続審議
アメリカのトランプ大統領、北朝鮮の金正恩委員長との首脳会議が、トランプ大統領が席を立って合意に至らなかった由。しかし対話は継続していますから、次に持ち越しの形だ。
双方とも成果を必要としているから、何らかの前進があると思ったが、それは無かったようだ。
トランプさん的には、米国内の動きとして、元顧問弁護士のコーエン氏が、議会で証言したことが相当こたえているのではないか。今までなんだかんだと切り抜けてきたトランプ氏だが、今度のやつはかなりききそうだ。コーエン氏の証言は説得力があったと受け取る人が多く、今までと少し違う感じがする。トランプさん的には、金正恩との辛抱強い交渉ができる心理状態ではなかったのではないか。
今回は、コーエン氏の証言が米朝首脳会談と同じ日だったこともあり、トランプさんが金正恩との間で何らかの成果を出したとしても、米国内ではコーエン氏の証言の方の関心の方が高く、成果が打ち消される勢いだったという計算もあったのではないか。
拉致問題にも触れられたというが、やはり日本が直接北朝鮮と向き合って話さなければ進まないので、安倍総理と金正恩委員長との直接対話が望まれる。(了)